2015年4月10日金曜日

花粉症との闘い・・・・・ヒメハジロ

ヒメハジロは北米で繁殖、越冬する日本国内では稀な冬鳥。ハジロとありますが、キンクロハジロなどと異なり、ホオジロガモと同属のカモです。
 もしも県内でも普通に渡来する種類であったなら、その愛らしい姿からミコアイサと並ぶカモ界のアイドルとなっていることでしょう。
 そのヒメハジロが茨城県涸沼に現れたという情報を入手したのは1990年代の3月のこと。
 当時北米の鳥図鑑を持っていたので、私はその存在をBuffleheadとして知っていましたが、それを和名ヒメハジロとしてどのようにして認知したのか、正確に記憶しておりません。
 その年はまだ花粉症を発症していなかったものの、時期的にかなりやばいものはありました。それでも、その愛らしい姿を一目みたいということで、一路涸沼へと愛車を走らせたのでありました。

 現地到着後、それほど苦労せずにアシ原の向こうに浮かぶヒメハジロのオス一羽を見つけることが出来ましたが、一歩車から出ると・・・・・風が、風が強い。これはかなりヤバイ。ひと通り観察を終えるとそそくさと車の中へ。ドアを閉めると案の定眼が痒い。天罰覿面。
 帰路、目の痒みと涙でサービスエリアに何度も車を入れて眼を冷やしましたが、首都高に入る頃には視力さえもかなり損なわれるほどに。

 なんとか無事に帰宅。そして翌日は定期探鳥会。懸命の手当てで充血は収まりましたが、瞼の腫れまでは取れませんでした。

 野鳥の会の方のなかでも花粉症の方は少なくないものと思われます。こんなに自然が好きなのによりにもよって心弾むこの季節に何故自分は苦しまなければならないのかと思うかも知れません。でも考えてもみて下さい。スギ・ヒノキも環境悪化のストレスから多量の花粉を散布しているのは心優しいあなたに助けを求めているのかもしれません・・・・これで少しは楽に・・・・なりませんか。やっぱり辛いですよね。

西区 柳場 稔



●追記

①偶然の出会いこそ最高

 今回の記事について神奈川支部的に見ると”動物園見物”的な鳥見を奨励しているかのように見えると批判を受けるかもしれません。もちろん奨励しようなんて気持ちは全くありませんが、過去において私が事前情報によってライフリストを稼いできたことも事実なのであります。(因みにこの当時は現在のような情報ネットワークは発達しておらず、当日現地で観察していたのは私ひとりでありました)
 しかし、私の経験から事前情報による鳥見よりも偶然の鳥との出会いのほうがむしろ感動は大きいものがありました。これは確かです。今後はそのような鳥との出会いをいくつか紹介できると思いますので、どうぞ御期待下さい。

②危険を冒してまでの鳥見なのか?

 現在では花粉対策アイテムも当時に比べものにならないものがあり、花粉症自体の影響も軽いものとなってきました。しかし、いかなる形であり危険を冒してまでの鳥見は避けなくてはなりません。
当時のことは若気の至りだったということで、どうかお許し下さい。
 
 柳場